ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄 特設BBS
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【499】Re:三種の神器
 けるん  - 05/5/12(木) 0:24 -
一刀斎さんの楽しみ方はおもしろいですね。
私の場合だとさしずめこんなところでしょうか。

「違う…」
 司祭は手に取った刀から目を逸らし、横たわる巨人や悪魔達に目をやりながら、静かに首を横に振った。
「これは彼の弟子たちの手によるもの…。彼自身の手によるものではないわ。」
 傍らでは、先ほどまで生き生きとしていた盗賊が、コカトリスの羽根で古びた
羊皮紙に何かを書いている。口はつぐみ、目には失望の光。
 今や伝説となった刀匠が、己の命を捧げて鍛え上げた一本の刀。
 刀匠と同じく刀自体が伝説となり、吟遊詩人たちの詩を経て人々の心を行き来する。
 詩人は詠う。
「刀は誰のものでもなかった。」
「刀は善でもなく悪でもなく、中立でもなかった。」
「刀は人の王には疎まれ、悪魔の王には憎まれ、神には蔑まれた。」
 人々は刀に万物を超越した存在としての幻想を抱き、人々の想像の中で刀は無限の力を与えられていった。それと共に、刀を求める冒険者たちが次々に迷宮へと旅立ち、多くの将来ある若者が早すぎた人生の終りを見た。
 人々は、そんな現実に刀の幻影を見、ある者が言った。
「あの刀は呪われている…」
 刀匠の命が宿り、今なお人の魂を求めて刀が冒険者を迷宮に呼び込み、そしてその魂を喰らっている。そんな想像の産物に、また冒険者が群がる。
 人が刀に無限の力を与え、刀が人に力を与える。
 それは無数の冒険譚。
 儚く、短く、それ故に輝きを放った冒険者たちの命が紡ぐ物語。
 パーティーの戦士が叫んだ。
「あれは…!」
 全員の視線が一点に注ぐ。
 明らかに高貴なる吸血鬼。これまで幾多と葬った吸血鬼とは別の存在。
「真祖か…!」 
 そう呟いた戦士が剣を抜き、侍、君主が陣を組む。盗賊は既に姿が見えないが、殺気だけは唯一つの対象に向けられている。司祭の祝福の背後で、魔法使いが呪文の詠唱に入る。
 まだ見ぬ刀を求めて、冒険者たちはさらなる戦いに挑む。これは、刀の呪いなのか、それとも人の想像という狂気なのか…。
 彼らは命を削りながらその答えを探し続ける…。


なんていうふうに想像して遊べるのもWIZならではですね〜。

引用なし

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【475】三種の神器 けるん 05/5/8(日) 13:08
【489】Re:三種の神器 一刀斎 05/5/9(月) 11:43
【491】Re:三種の神器 05/5/9(月) 19:15
【499】Re:三種の神器 けるん 05/5/12(木) 0:24
【502】Re:三種の神器 一刀斎 05/5/12(木) 12:47
【538】Re:三種の神器 murasama blade 05/5/17(火) 0:26

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